
鈴木未紘選手の出稽古 —「本物の強さ」に触れた日
鈴木未紘選手プロフィール
2025年7月29日~8月1日、厚木・赤羽支部より女子無差別級 世界王者・鈴木未紘選手と妹の鈴木成美選手が出稽古に来てくれました。
鈴木未紘選手は、第13回全世界空手道選手権大会で史上最年少優勝という偉業を達成し、近年では空手Champion of Champions、WFKO世界大会や全日本大会などでも立て続けにタイトルを獲得している、まさに無双状態で女子フルコンタクト空手界を牽引する存在です。
妹の鈴木成美選手もまた、現在急成長中の選手であり、先日のカラテドリームフェスティバル2025では中学3年生女子重量級で堂々の優勝を果たし通算9度目の優勝を飾るなど、姉に続く逸材として注目を集めています。
そんな選手が、稽古のため足を運んでくれ、広島支部の道場生にとって大きな刺激となりました。
しかし、それ以上に皆の心を打ったのは——
彼女たちの強さに対する貪欲な姿勢でした。
姉の未紘選手は、世界チャンピオンとしての威圧感や驕りといったものは一切なく、どの稽古・組手でもひたむきに学び取ろうとする姿勢。
技の一つひとつに対する探究心。ビッグミットでは息を切らしながらも「よし!がんばるぞ」と自らに檄を飛ばし前に出るその姿は、まさに「強さとは何か」を体現しているようでした。
妹の成美選手も、姉譲りの高い技術と集中力で、一挙手一投足に迷いのない稽古姿がとても印象的でした。
こちらが学ばせていただく立場であるにも関わらず、稽古後には丁寧に感謝の言葉をかけてくださり、その礼節ある振る舞いにも深い感銘を受け、道場生一同、心から刺激を受けました。
「もっと強くなりたい」と思う気持ちを、新たに胸に刻んだ瞬間でした。
鈴木未紘選手、成美選手、本当にありがとうございました。
世界王者・ドリーム王者でありながら、自らの強さに満足せず吸収しようとするお二人の姿勢と覚悟が、
道場生たちの中に火を灯してくれました!!押忍